過激手について提案:オーブルール

基本ルール


対局者は各自1つずつオーブという仮想アイテムを所持しています。
オーブの色は2種類あります。

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通常モード(青)
・相手の手番中に「攻撃」を受けると危険モード(赤)に変色。



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危険モード(赤)
・自分の手番が開始されると通常モード(青)に変色。
・この状態の相手には「攻撃」を行えない。



「攻撃」とは?


・「次に歩、と金以外の相手の駒を取れる状態」を新たに作ること。(王手含む)
・もしくは歩、と金以外の相手の駒を取ること。

まとめ&追加ルール


つまり自分の手番が終了してから、次の自分の手番が始まるまでに攻撃は一度しか受けないように定めたのが本ルールです。
違反した場合は過激手(禁じ手)として攻撃者に罰則が与えられます。
ただし「自玉が王手をかけられたとき」にのみ、一時的にいかなる手も許されます。これについては後に詳しく解説します。

以上が基本ルールです。では実際にどのような動きになるのか確認してみましょう。
注意:この後も長い説明が延々と続きますが、とりあえず上記のルールをきちんと理解しておけば、プレイに支障はほぼありません。

実際の動き


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正面あんちっくアマの手番です。直前にアカギ準会員に→1六金と攻撃されましたが、すぐに自分の手番が開始されたため、通常モード(青)のオーブになっています。

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あんちっくアマが↓1七銀引でアカギ準会員に攻撃したため、アカギ準会員のオーブが危険モード(赤)に変わりました。

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続いてユコタ準会員が←7三歩と指しました。次にKentoアマの歩を取る狙いです。しかし歩またはと金を取る場合は攻撃判定にはなりません。よってKentoアマのオーブは通常モード(青)のままです。

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Kentoアマが↑2三銀でアカギ準会員に攻撃しました。しかしアカギ準会員のオーブは既に危険モード(赤)になっています。したがってKentoアマの指した↑2三銀は過激手(禁じ手)です。

ところでKentoアマが↑2三銀を指した瞬間に、アカギ準会員の手番が開始されて、アカギ準会員のオーブが通常モード(青)になるので過激手にならないのでは?と疑問に思う方がいらっしゃるかもしれません。
このような疑問は効果の処理手順を明確にすることで解決できます。正しい効果の処理手順は以下のとおりです。特に疑問に感じなかった方は読み飛ばして「よくある勘違い」に進んでいただいて構いません

追記メモ:自オーブの変色タイミングを手番終了時に変更すれば大体のゴタゴタは解決できるかも?

正しい効果の処理手順
1.Kentoアマの手番開始。
2.Kentoアマのオーブを通常モード(青)へ。
3.Kentoアマが↑2三銀を着手。
4.攻撃の有無を判定。攻撃無しと判定された場合は、7へ。
5.4で攻撃有りと判定された場合は、対象のオーブが変色。
6.5でオーブ変色する際に、過激手の有無を判定。
7.4で攻撃無しと判定された場合、もしくは6で過激手無しと判定された場合は、無事にKentoアマの手番を終了。
8.アカギ準会員の手番開始。
9.アカギ準会員のオーブを通常モード(青)へ。

すなわちKentoアマの指した↑2三銀に対する攻撃判定が行われた時点では、まだアカギ準会員のオーブは危険モード(赤)の状態です。したがってKentoアマの指した↑2三銀は過激手と判定されます。

大まかな流れは掴めましたか?次はよくある勘違いについて解説します。

よくある勘違い


この項目ではよくある勘違い(ルール補足)について解説します。

危険オーブ(赤)は相手の手番中に攻撃を受けた場合にのみ変色する


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正面のプレイヤーが6八の銀を7七へ動かしたところです。この手は次に歩、と金以外の駒を取れないので、攻撃無しと判定されます。
ところで、正面のプレイヤーが6八の銀を7七に動かしたことで、逆に上家の金は次に正面のプレイヤーの銀を取れる状態になりましたね。しかしながらそれを理由に正面のプレイヤーのオーブが危険モード(赤)に変色することはありません。
なぜなら、危険オーブ(赤)は「相手の手番中に」攻撃を受けた場合にのみ変色すると定められているからです。言い換えれば自分の指した手(自爆手)を理由に自らオーブを危険モード(赤)に変色することはできません。

危険オーブ(赤)の意図的な状態継続は不可能


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正面のプレイヤーの手番です。7八の銀が金に狙われていますが、恐らくすぐに銀が取られることはなさそうですね。
では、この状態を継続しておけば正面のプレイヤーは半永久的に危険オーブ(赤)の状態になるので、他家から攻撃されずに済むのか?答えはもちろんNOです。
なぜなら、「自分の手番が開始されると通常オーブ(青)に変色する」「攻撃の定義は次に歩、と金以外の相手の駒を取れる状態を“新たに”作ること」だからです。
つまり、上家に←8八金で銀を攻撃されて一時的に危険オーブ(赤)の状態になったとしても、次の自分の手番には通常モード(青)に戻ります。その後も上家の金に銀が狙われる状態が続いたとしても、「新たに」上家の金が銀に狙われたわけではないので、攻撃有りとは判定されません。

攻め駒の数を追加した場合も、攻撃有りと判定される


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既に7八の銀が上家の金にぶつかっている状態でしたが、5九の飛車を8九にスライドすることで、さらに上家の金への当たりを強めました。
この場合、↓8九飛は攻撃有りと判定されて、上家のオーブに影響を及ぼします。既に自家の銀が上家の銀にぶつかっている状態であれど、「新たに」自家の飛車が次に上家の金を取れる状態を作ったことに変わりないはないからです。

王手をかけられた場合にのみ、いかなる手も許される。



お待たせしました、冒頭で述べた内容についての解説です。









posted by 一般社団法人日本四人将棋連盟 at 19:27Comment(0)競技ルール